
京で逸品を選ぶで「花ばさみ」を紹介されました。
内容

太い木でも滑らない熟練の職人の刃付け
金高刃物老舗の花鋏
写真上から「ポケット鋏」「教授者用」「お稽古用」「桑原専慶流お家元好み」
細い草木に鋏を入れる時はそうそう苦労はないものの、
少し太めの木のときは、概ね刃がすべる。この店に修理を
頼みに来る人の中には、そんな声もあるという。
カミソリ鍛冶屋として創業した金高刃物老舗。
池坊のすぐそばで店を構えるだけに、様々な流派の花鋏を揃えている。
どれもよく切れると評判であるが、それは、刃付けと呼ばれる
最後の仕上げに差があるようだ。「うちの店では、工場からあがってきた
ものをそのまま売るのではなく、仕上げに刃先を研いで(刃付け)調整しています」
と語るのは店長の山田さん。この道数十年のキャリアで、その仕上げ
行程を担っている。刃先の調整ならば他でもやっていそうなものだが、
この店では、長年培った知恵から、使う砥石も研ぎ方にも独自のものがあるのだ。
確かに太めの木に鋏を入れたとき、まるで、つかむかのようにしっかりと
刃が入り込む。店では、お稽古鋏から携帯用サイズのものまで用途に応じて多種揃う。